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看護学科実習体験レポート

October 23, 2012
 看護学科 実習体験レポート

看護学科では、2年生の夏に約1週間、「基礎看護学実習」という科目で、病院実習を行いました。
学生にとって入学後初めて病院での実習でしたが、その体験談を熱く語っていただきました。
 
 Report 1   看護学科 2年 山口詩央里 (長崎 長崎北高校卒)
 
 初めての実習は緊張と不安、焦りで思うようにはいかなかったけれど、とても貴重な体験ができました。
 自分が立てた行動計画に沿って援助を行おうとしても患者さんの体調によっては実施できなかったり、担当以外の患者さんの援助をさせてもらったときも上手くいかず 自分の力不足に対してイライラしたりすることもありました。また、自分がしなければならないことが増えるにつれて患者さんのことではなく自分の目の前にあることで精一杯でした。そういう自分を見て、私は本当に看護師に向いているのか、このまま看護師を目指していていいのかと不安になりました。私は一人っ子で弟や妹など誰かのお世話もしたことがなかったし、祖父母も遠くに住んでいるため 違う世代の人たちとの接し方もわからず、 今となって考えてみると患者さんに気を遣わせていたと思います。
 けれども頑張って自分のことを話してくれる患者さんや近くでアドバイスやサポートをしてくれる看護師さんたちのおかげで無事にこの実習を終えることができました。私はこの実習を通して、ますます看護師になりたいという気持ちが強くなりました。
 
 
 Report 2   看護学科 2年 山田粧子 (福岡 三池高校卒)

 今回の基礎看護学実習では、短い日々の中で、多くのことを学ぶと共に、自身を見つめ直す実習となりました。実際の臨床の現場では、常に五感を発揮し、緊張感を持つことから始まりました。多くの患者がいる中で、事故やミスを無くすための、臨床の看護師ならではの視点による広い視野での観察、その情報を元にした危険予知能力は感心するばかりでした。患者との信頼関係を形成するためのコミュニケーションにおいても、ただ会話を行うだけではなく、看護師の患者へ対する姿勢、観察視点、気遣い全てが信頼関係へと結びつくことを学びました。また、会話の中で重要な情報を得るには、病態生理をきちんと把握していなければなりませんでした。その点では、自分の知識不足を痛感させられたと共に、向上心が湧き起こりました。これらのことは、実際に臨床の場に出なければ気付くことが出来なかった事ばかりです。今回の実習で得た貴重な学びを、真摯に受け止め、これから看護師へと成長して行く中で大切にしていきたいと思います。
 
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